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世界の干支の話

私たち日本人にとって馴染みの深い干支、本来は十干と十二支とを組み合わせたもので60の組み合わせがあります。
普段の生活では、十干を省いて十二支だけで表すことが多いですね。
干支の起源は古く、中国で作られたと言われています。

実は日本や中国以外の国でも、存在しているのをご存知ですか。
かつてシルクロードを通じて絶大な中国の影響を受けた国々に語り継がれ、中には独自のものに変化しているところも…。

中国では亥年は、猪じゃなくて豚ってホント?

中国、台湾、韓国では、日本と同じ、子、丑、寅、兎、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥です。

ただし亥とは日本で猪を指しますが、中国や台湾、韓国では豚のことを指します。豚はとても頭が良く、大陸では重宝される家畜だったからでしょうか。

また韓国では、600年に一度黄金の豚年が巡って来て、とても縁起が良いとされています。直近では2007年があたっています。

豚はお金を運んでくれる動物とされ、お祝い事に豚の頭を贈ったり飾ったりするそうです!

干支に猫が入ってる国もある?変わった動物も…

犬と同じく家畜として飼われてきた猫がなぜ十二支の中にいないのか?

干支にまつわる昔話ではネズミに1日遅い日を教えられ、神様の元に13番目に到着した猫が怒って今でもネズミを追いかけ回していると語り継がれています。

でも日本には含まれていない猫の干支がある国があります。チベット、タイ、ベトナムは兎の代わりに、ブルガリアでは寅の代わりに猫が入っています。
更にベトナムでは丑は水牛に、未が山羊になっています。
絶滅危惧種のユキヒョウが山岳地帯に生息しているといわれるモンゴルでは寅が豹になっています。

こうしてみると、もともと古代中国で方位や時間を表す漢字に、動物をあてはめたとされる、干支は、周辺の諸外国に伝わると同時に、その国々独特の環境によって、変わっていったものと推察されます。

干支の意味

もとは月日、時間、方位を表すカレンダの役割を持っていましたが、その由来は天文学で、12年で空を一周する木星の位置を示す漢字が十二支に用いられています。

本来は動物ではなく季節ごとの植物を表現するものでしたが、広く世間に普及させるために動物に例えたのだといわれています。
おかげで、現代でも浸透していますね。

それぞれの干支には動物が振り当てられ、大切な意味が込められています。

そろそろ来年のカレンダーを用意する季節が近づいてきましたが干支が記されたものを選ばれてはいかがでしょう?
何気なく聞いていた十二支の意味を、あらためて再認識することにより、新しい年を迎える準備として下さい。

年賀状にも、その年の干支の思いを込めて一言添えられると、気持ちが伝わりますね。

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